バレーボールのロングサポーターの意味とは?腕・足の効果とおすすめメーカー徹底解説!
バレーボールのロングサポーターの意味とは?腕・足の効果とおすすめメーカー徹底解説
この記事でわかること
- バレーボールのロングサポーター(腕・足)が持つ「本当の意味」と3つの重要効果
- アームスリーブと膝ロングサポーター、それぞれの役割とメリットの違い
- 自分に合ったサポーターが見つかる、失敗しないサイズの選び方と素材の知識
- ミズノ・アシックスなど人気メーカーの特徴と、今すぐ買えるおすすめアイテム
「バレーボール選手は、なぜあんなに長いサポーターをつけているの?」
「ただのファッション?それともプレーに大きく影響するの?」
バレーボールを始めたばかりの方や、観戦していてふと疑問に思った方にとって、あの黒くて長いサポーターの「意味」は気になりますよね。
実は、バレーボールにおけるロングサポーター(アームスリーブやロング膝サポーター)には、単なる怪我予防以上のパフォーマンスを左右する重要な役割が隠されています。
この記事では、バレーボール用ロングサポーターの全貌を徹底解剖します。腕(アーム)用と足(膝)用の違いから、トップ選手も採用するメリット、そしてあなたに最適な一枚を見つけるためのメーカー比較までを網羅しました。
これを読めば、サポーター選びで迷うことはなくなり、快適で安全なバレーボールライフをスタートできるはずです。
目次

1. バレーボールのロングサポーターをつける3つの「意味」
まず結論から言うと、バレーボールでロングサポーターを着用する意味は、単に「かっこいいから」だけではありません。大きく分けて以下の3つの機能的な意味があります。
① 怪我の予防と衝撃からの保護(フロアバーン対策)
バレーボールは、フライングレシーブ(滑り込み)や回転レシーブなど、床と激しく接触するプレーが多いスポーツです。
特にロングサポーターは、肌の露出を減らすことで「摩擦熱(フロアバーン)」や「打撲」から体を守る強力な盾となります。半袖やハーフパンツのユニフォーム着用時でも、ロングサポーターがあれば、躊躇なくボールに飛び込むことができるのです。
② 汗によるボールの滑り防止とコントロール向上
意外と知られていないのがこの効果です。プレー中に腕に大量の汗をかくと、レシーブの瞬間にボールが汗で滑り、コントロールが乱れる原因になります。
吸汗速乾性に優れたロングサポーター(特にアームスリーブ)を着用することで、レシーブ面を常にドライな状態に保ち、正確なパスを上げやすくする意味があります。
③ 筋肉のブレ抑制と疲労軽減(着圧効果)
最近のロングサポーターには「コンプレッション(着圧)機能」が付いているものが多くあります。
適度な圧力をかけることで、ジャンプやダッシュ時の筋肉の無駄な揺れ(ブレ)を抑え、スタミナの消耗を防ぐ効果が期待できます。また、血流をサポートすることで、足のむくみや疲れを軽減する役割も果たしています。
スポーツ医学の観点からも、適切なコンプレッションウェアは筋肉の振動を抑え、パフォーマンス維持に寄与すると言われています。
参考:日本スポーツ協会 – スポーツウェアの機能性について(外部サイト)

2. 【腕と足】部位別で見るロングサポーターの具体的な役割
「ロングサポーター」と一口に言っても、腕用(アームスリーブ)と足用(膝ロングサポーター)では、その設計思想が異なります。それぞれの特徴を深掘りしていきましょう。
腕用:アームスリーブ(アームサポーター)
近年、Vリーグや日本代表選手の間でも着用率が非常に高いのが「アームスリーブ」です。
レシーブの安定性を高める
前述した「汗対策」に加え、サポーターの素材自体がボールとの摩擦を適度に生み出し、ボールの勢いを殺したり、コントロールしやすくしたりする効果があります。
寒さ対策と筋肉の保温
冬場の体育館は非常に冷えます。腕が冷えると筋肉が硬直し、反応速度が遅れがちです。ロングサポーターは腕全体を覆うため、ウォーミングアップの効果を持続させ、いつでも万全の状態でボールに触れる準備を整えます。
足用:膝ロングサポーター
バレーボールといえば膝サポーターですが、ショートタイプではなく「ロングタイプ」を選ぶことには明確な理由があります。
広範囲の皮膚保護
膝のお皿(膝蓋骨)だけでなく、ふくらはぎや太ももの一部までカバーできるため、スライディング時の擦り傷リスクを大幅に軽減します。
サポーターのズレ防止
ショートタイプのサポーターは、激しい動きの中でズレてしまうことがありますが、ロングタイプは肌との密着面積が広いため、プレー中の位置ズレが起きにくいというメリットがあります。

3. 失敗しない!バレーボール用ロングサポーターの選び方
効果を最大限に発揮するためには、自分に合ったものを選ぶ必要があります。適当に選ぶと「きつくて血が止まりそう」あるいは「緩くてすぐ落ちてくる」といった事態になりかねません。
サイズの測り方とフィット感
メーカーによってサイズ基準が異なりますが、基本は以下の箇所をメジャーで測ります。
- アームスリーブ: 上腕(二の腕)の最大周囲
- 膝ロングサポーター: 膝のお皿の中心から約10cm上の太もも周囲
「大は小を兼ねる」はNGです。コンプレッション効果を得るためにも、実寸に合ったジャストサイズを選びましょう。
パッドの有無(膝サポーターの場合)
パッド入り(初心者・リベロ向け)
厚手のクッションが入っており、膝をついた時の衝撃を吸収します。初心者はまずこちらを選びましょう。
パッドなし(上級者・動きやすさ重視)
薄手の生地のみで構成されており、動きやすさを最優先するタイプ。衝撃吸収性は低いですが、足の運びが軽くなります。
機能性素材のチェック
「吸汗速乾」「接触冷感」「保温」など、季節や目的に合わせて素材を選びましょう。夏場は通気性の良いメッシュ素材が含まれているものがおすすめです。
小学生バレーボールの公式サイズと選び方ガイド|軽量4号球の全て

4. プロも愛用!おすすめメーカーと人気サポーター紹介
ここでは、バレーボール界で信頼性の高い3大メーカーのおすすめロングサポーターをご紹介します。それぞれの特徴を理解して、あなたにぴったりのアイテムを見つけてください。
MIZUNO(ミズノ):王道の安心感
日本代表のサプライヤーとしてもおなじみのミズノ。日本人の体型に合わせた設計が魅力です。
おすすめ:アームスリーブ(ロング)
ストレッチ性が高く、腕の振りを邪魔しません。カラーバリエーションも豊富で、ユニフォームに合わせやすいのが特徴です。
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おすすめ:膝サポーター(ロング)
膝を包み込むような立体形状で、屈伸運動がスムーズに行えます。耐久性も高く、部活動のハードな練習にも耐えられます。
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asics(アシックス):機能美とフィット感
シューズ同様、機能性を追求するアシックス。汗の処理能力に優れた素材を使用しています。
おすすめ:バレーボールアームセット
フィット感に定評があり、長時間の着用でもストレスが少ない設計。多くのトップ選手が愛用しています。
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DESCENTE(デサント):スタイリッシュで高機能
シャープなデザインと高機能素材が人気のデサント。特にリベロや守備専門の選手からの支持が厚いです。
おすすめ:ニーサポーター(ロングタイプ)
パッドレスにより、動きやすさが特徴の膝サポーターです。守備範囲を広げたい方におすすめです。
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5. まとめ:ロングサポーターの意味を理解してプレーの質を上げよう
今回は、バレーボールにおけるロングサポーターの「意味」について、腕と足それぞれの視点から解説しました。
最後にもう一度、重要なポイントを振り返りましょう。
- 怪我予防: 床との摩擦(火傷)や打撲から身体を守る
- プレー向上: 汗によるボールの滑りを防ぎ、レシーブ精度を上げる
- 疲労軽減: 適度な着圧で筋肉のブレを抑え、スタミナを温存する
「たかがサポーター」と思うかもしれませんが、その一枚が恐怖心を取り除き、あと一歩のレシーブに飛び込む勇気をくれることもあります。
ぜひ、あなたのプレースタイルやポジションに合ったロングサポーターを選び、怪我なく、そして後悔のないバレーボールライフを楽しんでください!
新しいサポーターを身につけて、次の練習でナイスレシーブを決めるのはあなたです。
この記事の監修者:親和ジュニアバレーボールチーム 監督